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2026/07/26 18:09
■未活用のウルシの木に新たな価値を生み出す取り組み
2020年、FEEL J株式会社は「ウルシの木の活用プロジェクト」を始動しました。

ウルシの木 中はきれいな黄色
漆塗りに使われる「漆」は、ウルシという樹木から採れる樹液です。
漆掻き職人は、樹齢15年ほどのウルシの木に傷を付け、そこから出てくる樹液を採取します。
漆掻き職人は、樹齢15年ほどのウルシの木に傷を付け、そこから出てくる樹液を採取します。

漆掻き後、その木は伐採します。
これまで、この伐採後の木は活用されていませんでした。
「ウルシの木の活用プロジェクト」は、この伐採された木の新たな価値を見出して、日本の漆産業をサポートしようという取り組みです。

■漆とウルシの木を取り巻く現状
(1) 漆が足りない!

(2) 見えてきた課題

まずは漆の生産性を上げて、漆掻き職人と、木を育てる人々の収益性を上げていく必要があります。
解決すべき課題が見えてきました。
・ウルシ植栽活動と漆搔き職人の収益向上
■「ウルシの木の活用プロジェクト」始動!
漆掻き後の木は多くの場合伐採されて、次の蘖(ひこばえ)の成長を促します。
そして、伐採された木はそのまま使われることなく廃材となっていました。
私たちはこの伐採木に着目しました。
これを活用して収益を生む方法があれば、漆掻き職人や植栽関係者の収益を上げることができます。
未活用のウルシの木を商品化=収益化して、漆掻きやウルシの木の植栽に従事する方たちの収入源をサポートすることを目標としています。
■個性のある木材
木を使った商品は身の回りにたくさんあります。ウルシの木の商品化も比較的簡単なように思われるのですが、実はなかなか一筋縄ではいきません。
●樹齢15年ほどで細く不揃い。一般的な木材の規格に合わない。
●水分が多く乾燥が難しい。
●漆(樹液)が乾いていないとかぶれる可能性があり、製材・木工業者が敬遠する
●そもそも木が少ない
一方で、魅力もあります。
●かぶれるのは樹皮近くのみ。なかの心材部分はかぶれない
●軽くて加工しやすいやわらかな木質とその風合い
●優しい黄色で、草木染めの一種「ウルシ染め」の染料になる
●抗菌効果がある
お家でできる ウルシ染め体験キット が人気!
■クラウドファンディング実施!
木材は、次世代漆協会のほか、茨城県の奥久慈漆生産組合にもご協力をいただいています。
プロジェクト立ち上げの最初のきっかけになったのは、奥久慈の漆掻き職人岡慶一さんとのお話からでした。
また、「埼玉に漆を植える会」さんには、立ち上げ当初から継続的に協働していただいています。
このプロジェクトはただ単に商品を作るだけではなく、その過程を幅広い分野の方々と取り組むことによって、漆文化とウルシの木への理解や地域交流を深め、漆産業を次世代に続く持続可能な産業として育てていくことを目的としています。
この考え方は、SDGs(持続可能な開発目標)の活動にも貢献します。
そして、2021年、2023年には、この取り組みをより多くの方に知っていただくために、クラウドファンディングを実施。


→クラウドファンディングページ https://camp-fire.jp/projects/503170/view
多くのご支援をいただきました。ありがとうございました。
協働にご興味のある大学・企業・団体の皆様からのご提案・お問い合わせも承っています。
<本プロジェクトに関するお問い合わせ先>
Email: [email protected]
「ウルシの木の活用プロジェクト」主宰 加藤千晶


■プロジェクト参加メンバーの紹介

主宰:FEEL J株式会社 ウルシピクニック事業部

拓殖大学 工学部 デザイン学科 永見ゼミ

東京藝術大学 美術学部 工芸科 木工芸

埼玉に漆を植える会

奥久慈生産組合


特別非営利法人ウルシネクスト

木工作家 シオタニ ミカ

WOOD WORK CENTER

クラウドファンディングご支援者の皆さま