top of page

「ウルシの芽」を食べる会2024

今年もこのシーズンが到来しました! ウルシの芽を食べる会!!


注)ウルシ天ぷら等は大変美味しいですが、誰もが絶対にかぶれないわけではありません。体調、体質、調理法などを考慮して、ご自身の判断でどうぞ。



今年はなんと3歳のチビっ子も来てくれました(^^)


まずはウルシ畑で若芽摘み。ただ食べる分を摘むだけではなく、脇芽かきも兼ねています。そして、まだ枝の剪定ができていなかったので、遅ればせながら余分な枝も落とします。


ウルシピクニック主宰 加藤千晶(左)と 埼玉に漆を植える会 主宰 加藤那美子さん(右)



今年も参加してくださった三田村有純先生は、ここから枝漆を採りましょうと、長い枝をお持ち帰り。

まだ若い、6年目の木の枝ですが、カットするとジワジワどんどん漆液が出てきます。これを使わない手は無いですね!ちなみに、三田村先生は慣れていらっしゃるので素手でフレッシュな漆を採っていますが、良い子は手袋をしてくださいねー(^▽^;)。


時期的にはもう終盤(4月21日)で、花芽も出ていましたが、これが実はすごくいい感じになることが後で判明します。



さて、揚げたての 「ウルシ天ぷら」を実食!



山菜のタラの芽に似ていますが、さらにクセが無くてパクパクいけます(^^)。去年よりさらに味がマイルドな気がしました。


そしてびっくりしたのは、ウルシのおひたしとお茶(?)、つまり葉っぱを茎から丁寧に外してお湯で茹でただけなのですが。。。



こ、これは美味しい〜〜〜!!





実は去年も食べて、そこまで大きな感動はなかったのですが、今年は花芽が混ざっていたためか、おひたしもお茶(茹で汁)もフローラル。お花のいい香りがしたのでした。


'漆を食べる' ... 探求はまだまだ続きます。



なんと怪しいものを…と思いますよね(笑)。でもこれ、美味しいんです。韓国ではオッタク(漆鶏)というウルシ枝入り参鶏湯が食べられています。薬膳のような感じでしょうか。


那美子さん、念のため生の漆ではなくて、オーブンで焼いた枝入りと、蒸した枝入り、そして枝無しのプレーンと、3種類も用意してくれたので食べ比べ。味は焼いたものが濃厚で少し香ばしいように思いましたが、蒸したのは枝の外皮がスルッと剥けて内樹皮?随?(黄色っぽいところ)が食べられる。これがなんだかちょっと美味しい(笑)。ちなみに焼いた外皮付きの枝もかじってみましたが…枝の味でした(^▽^;)。


ということで、蒸したタイプに軍配!



もはや冒険食みたいになってますが、ウルシ枝入りの方がプレーンより断然美味しいのですよ。。

細い枝も活用できるなら、剪定も楽しくなりそう。これも一つの「ウルシの木の活用プロジェクト」 !?


三田村有純先生が、韓国の市場で購入されたウルシの枝や皮を見せてくださいました。


ウルシを食べる… まだまだ探求しがいがありそうな予感がします。


↓ ↓ ↓

注)ウルシ鶏鍋や天ぷら等は大変美味しいですが、誰もが絶対にかぶれないわけではありません。体調、体質、調理法などを考慮して、ご自身の判断でどうぞ。



この日は漆器や金継ぎの作家さん、埼玉県小川町でウルシ植栽を開始された方々、地域活性に関心のある方々などが集まり、漆の事、輪島のことなど、さまざま情報交換もしてとても有意義な1日となりました。


今年も植栽活動シーズンが始まりましたね。

埼玉のウルシ畑は6年目に入り、樹の成長が良いのと緑肥の効果があって、最近は草刈りが少し楽になったとのこと。まだ苗木が小さい畑では最初の数年は春夏の下草刈りが大変だと思います。熱中症対策をしながら、頑張りましょう!











関連記事

すべて表示
bottom of page